酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

今年のお酒事情

根掘り葉掘り聞いたおかげで、いろんなことも教えてもらいました。

まず新酒から濃い複雑な味わいのお酒も中にはありますが、搾りたてからあんまりバランスの取れたお酒は熟成はあまり期待できないのでは・・・ということでした。

また今年のお酒に関して、夏が大変暑かったために自然の働きで稲が身を守ろうとしてきゅっと硬くなるので、なかなか溶けず辛口のお酒になったようです。山田錦のように収穫時期が遅いお米はそれほどでもありませんが玉栄や五百万石のような比較的収穫時期の早いお米はそれが顕著。もともと硬いお米なので、なおさら・・・・。その上造りの最中はこの暖冬・・・・ということで、今年もいろいろ大変なお酒造りとなっている様子でした。

でもワインもしかりですが、自然環境が困難なときに限って、人が一所懸命努力するので、逆に個性のあるおいしいお酒ができるという説もあります。ふぁいとふぁいと

薄桜さんや草津蔵の道灌さんはこれからスタート!

平井商店さんも、今年は湖西で作られた渡舟に挑戦されます。昔からおいしいお米が田上で作られていることに着目し、ぜひとも渡舟を田上で・・・との想いがあったのですがその実現は難しく、結局湖西で作ってもらうことになったのやそうです。平井さんもきらきらした表情でお酒造りを語らはります。早口やけど・・・早すぎて時々聞き漏らしてしまうけど・・・熱いお人やなあ。

米どころとはよう言うたもんで、滋賀県のお米はほんにおいしいです。先日頂いた大石のお米、そして守山のお米・・・どちらもお米がつやつやしていて、ほっぺたが落ちそうでした。これに茄子や胡瓜や大根や人参の糠漬け・そして夫が作った大根おろしがあればもう最高ですなあ。

皆が一所懸命に動き出して、ちょっと どきどきしてきますね~
それぞれにおいしいお酒を醸してくださいや!楽しみにしています。