酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

7月の朝市 富田酒造さんへ

久しぶりに湖北は木之本 富田酒造さんへ行ってまいりました。なかなか日が合わず、あひるちゃん残念で姉ごと二人で伺いました。

久しぶりの富田さん、人間もお酒もええ感じに熟成してはりました。相変わらず謙虚なんやけど、心地よい自信が垣間見えました。アメリカへいったり広島へいったりしながら、豊かになってきはったんやとおもいます。

玉栄の得意なここのお蔵ですが、今年は山田錦にも挑戦。またこのところどんどん減ってきている日本晴も応援の気持ちも込めて挑戦。山田もさすが山田っちゅう感じで上手に造ってはりますが、王様山田は他のお蔵も仰山作ってはります。ので、今回二人とも気に入ったのが日本晴でした。お米を食べてるって感じです。それに美味しいおにぎりに合いそうや。日本晴60%磨き 9号酵母・・・・これに決まり。

もう一本は、やっぱりこのお蔵を語るには欠かせない玉栄。7号 9号 1701号と酵母違い・・・それぞれ美味しかったんですが、やっぱり9号がばっちりしかも味わいが程よく乗っていて今まさに。後の含み香が素敵。きっと朝市の20日ごろにはさらにさらに旬旬になっていることと思われます。

面白かったのが、日本晴れは時間がたつと爽やかにさらりとしてきて、玉栄は時間とともに複雑味を増して深くなって行きました。それぞれに楽しい。

知らなかった渡り舟の50%精米。うわあああああのおいしさ。でも、ちと高い・・・ので朝市には断念。ラベルも素敵!高級感もあって贈答に喜ばれそうなので、近々小川酒店には並びます。

夏に声の多いにごり・・・ということで富田さん初の火入れの濁りを利いてみました。美味しい!甘くない!焼肉に合いそう!よっしゃ。これに決まりました。ということで3種類のお酒が決まりました。

ちなみに渡船の77%精米の火入れもんは、分厚~いお布団をかぶって冬眠中という感じでした。1年後が楽しみです。というか渡船の特製なんかな?火入れした熟成もんがええのかも・・・・

今火入れ熟成にも取り組んではりまして。20度 10度 5度 -2度さまざまな温度帯でのふさわしい熟成温度を模索中。これも楽しみ楽しみです。

お忙しい中丁寧に対応してくださりありがとうございました。やっぱり行ってみるもんやなあ