酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

キール

学生時代のとてもユニークな恩師 自称不良老人さんから、小川酒店のホン裏に、モーツアルトのバーをしている教え子がいるので行きましょう・・・とお誘いいただきまして、懐かしい先生とよせてもらいました。

ここのマスターは元学校の先生ですが、モーツアルトベルギービールにはまられて
キールという店をはじめはりました。

音楽もベルギービールもドラマテイックに説明されるのでわかりやすく面白い
とても居心地の良い空間。隠れ家みたい・・・こんなユニークなビアーグラス。シングルモルトウイスキーやカクテルもお詳しく酒屋としても興味深々。
不良老人さんもキールのマスターも、英語が堪能!お二人とも英検1級以上の腕で翻訳通訳も手がけられるすごい人です。

ここ数十年、私は英語は全くだめで、よくおいでになる偉人さんには必死のパッチのボデイランゲージで会話をしていたので、お二人のアメリカチックな会話がとても新鮮でした。

マスターは英語を極めようと努力をしていたときに、英語に魅力を感じなくなったスランプの時期があったそうなんですが、英語で日本のすばらしい文化を伝えるという通訳という仕事に出会ってから、再び夢を持って仕事ができるようになったということです。

この時以外にも、世界をまたに活躍している学生時代の友人と話に花を咲かせる機会もありまして、海の向こうはこないに広かったんや!としみじみ。

でも思うんです。お酒屋さんを私なりに一所懸命していたからこそ、こういう話に耳を傾けられ(違う世界やわからん世界や・・・で片付けることなく)たり面白いと感じられる自分もいるような気がします。歳をとるって悪くないなあ・・・というか、ものすご楽しいわ。

また違う色合いの素敵な時間をありがとうございました。また訪れたいお店です。