お酒友達でもあり、スイマーでもある尊敬すべきW君から、ありがたいうれしい注文を頂きました。他府県からスポーツ関係の教授さんが集まる会が催されることになり 信楽焼のうつわを記念品に使いたい・・・・との事でした。
あれこれ悩んだ末決まったのが藤田長夫さんの器。
焼酎を入れてもよいし お番茶を入れても抹茶を入れても・・・南瓜のスープもおいしそう。
そしてなんちゅうても日本酒。ちょっと熱めにお燗をつけた旨~いお酒をこのたっぷりした器に注ぐと、やんわりと温度も心持下がり、より柔らかな甘みが引き立ちます。
私も早速使ってみました。ええわ・・。赤ちゃんみたいに触って抱きしめたくなる愛しい器。
ほとんどの工程では成型した後、素焼きをするのですが、藤田さんは生掛けといいまして素焼きせんと釉薬をかけて本焼きしはるんですわ。
きっとその分、リスクとかムラとかいろいろな問題がおきるのやと思いますが、何かしら品のあるそして艶のある魅力が藤田さんの器ににはあります。奇をてらったことは一切ないのです。普通の粉挽・・やのに一目見たら藤田さんのは人目でわかってしまう・・・・・・・このなんやろうの魅力。
11月の末に日本のあちらこちらにこの器は旅立ちはります。
ずっと可愛いがってもらうんやで。