私は酒屋の娘ではありますが、若い頃はお酒には興味がなく、ただ器が好きで好きで・・・で、売れなくなった高級洋酒の所に器を置きだしたのでした。で・・・ふと振り向くと、そこには窯元さんととても相重なる蔵元さんの姿とお酒があったのでした。土・水・気・技・伝統・・・・・生活に潤いを与えるこの二つのものは、同じところで繋がっていたのです。
で・・・・このところ信楽の新進の陶芸家 秀山窯 山村秀和さんが朝市のお馴染みのお客さんになってくださっています。3人のお子さんととても美味しそうにお酒を召し上がれる奥様と、はるばる信楽からおいでくださって、最初はびっくりしました。
そして気づかなかったのですが、素敵なHPとブログも作ってはりまして、そこにお買い上げいただいた近江の地酒が、とても美味しそうに山村さんの器に注がれているではありませぬか。
思い起こせば山村さんとは、連月窯で修行をしながら作陶されていたころからの長いお付き合い。・・・・今はあの高島屋でも個展展開をされすっかり有名にならはったので、小川酒店にはちょっとあわへんやろな・・・と思ったこともありましたが、山村さんご自身はまったく変わらぬ素朴で謙虚な方。なので無理を言って分けていただき、小川酒店にも山村さんの酒器が美味しそうにお酒と一緒にならんでいます。
山村さんのおかげで、酒器によりいっそう興味がわいてきました。HPより拝借。
お酒を心底旨いなあ・・・・と思って飲んでくださる方の作った酒器は、必ずやお酒をより美味しく引き立ててくれると思います。