酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

迫 能広

ここ数年毎年楽しみに伺っている 大津西武百貨店の美術画廊でお正月に行われる 信楽 陶耀会の企画展。

もともと山村さんの御縁で伺ってたんやけど 宝山園さん主宰の結の会で荒川智さんと神山直彦さんにお出会い出来まして またまた山村さんのおかげで ご縁が広がって来ています。

昨年から篠原希さんがご来店になったことがきっかけで篠原さんの器を置き始め・・・・そして 暮れには 迫さんがお酒をお買い求めに・・・・

実は山村さんは勿論やけど 迫さんの器は陶耀会でいつも心に響きまして とりわけ好きな作品として心に残っていましたんや。

なので ものすごく嬉しかったのです。


穴窯と灯油窯 どちらも使ってはりまして。
これもすばらしい。取っ手に遊び心が。暮れにべにくらげさんに行って 器熱が復活しましたが これもまたドキドキするくらい味わいのある器。そして これはおサルさん・・・私は干支のいろいろなものは あんまり好きではないのですが これはちょっと違います。なんと 愛しい表情&品格があります。

新年度から有田の器も入りまして、小川酒店の器コーナーもちょっと豊かになってきました。

そしたら 昨日はえらい器のお客さんが多くて びっくりぽん。(えらい 言うてもちょっこしやけど。)

私らの気持ちがお客さんに伝わるのやろかなあと思わせる壱日でした。

前の日記をみていたら ええこと書いていまして。

魂を込めたものはええ。

存在感があって品格のある器。

作為なんやけど作為的なところが無い。

無心なので 媚びない。

歪みすぎたらうるさい。

面取りをしすぎても おもろない。

美への飽くなき追求。

しかも用を外さない。

 …………………………奥が深い