西武百貨店の美術画廊で 陶耀会の展覧会があり今年も行ってきました。
もともと山村秀和さんが目的やったのですが 今年は昨年の宝山園さんのご縁で荒川智さんや神山直彦さんにお出会いしましたし また山村さんの宴で大治郎にはまってくれはったことがきっかけで小川酒店にも置かせて頂くことになった 篠原希さんとのご縁も生まれ なんかよりいっそうワクワクして行ってきました。
それぞれに個性があって 素晴らしかったです。
丁度暮れに録画しておいた日曜美術館 古田織部を見ていたら、そのなかで 古田高麗という素晴らしい器を見て すっかり釘づけになったのでした。
魂を込めたものはええ。
存在感があって品格のある器。
作為なんやけど作為的なところが無い。
無心なので 媚びない。
歪みすぎたらうるさい。
面取りをしすぎても おもろない。
美への飽くなき追求。
しかも用を外さない。
ああ~~~~やっぱり 難しい。けど これもちょっとづつやな。
信楽もここ数年 素敵な風が吹いているなあとおもいます。
心に響く器をお酒と一緒に大事に大事に売らせて頂きたいと思いました。
撮影は禁止やったので 小川酒店に置いてある篠原さんと山村さんの作品をば・・・
粉引で有名な古谷さんの元で 色々な事を学ばはりまして 釉薬の勉強も試験場でしはりまして そして独立!
2014年には自作で築いた穴窯を使い、釉薬をかけない焼き締めに挑戦。さらに伊賀にも穴窯を築き 焼き締め作家として活躍してはります。
これはお馴染み 山村さん。色々な釉薬を使える人ですが、特に青灰釉が私は大好き!それと松で造ったこの松灰釉も美しい。西武では 緑釉の壺が 勢いがあって見事でした。
ちなみに 陶芸家を目指してはった 神開の海老蔵さん、暮れにずっと気になってはった山村さんの伊羅保釉の平杯をお買い上げになりました。いたく絶賛してはりました。うれし・・・