酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

旬眞庵さんの水無月の会

いよいよ近づいて参りました。水無月の会。いつもは主催者のAさんが知識と経験を生かして選ばれるのですが、今回は事情により未熟もんの私が選ばせていただくことになりました。有難いことに宝物の酒友達がいてくれはるのでいろいろ相談しつつ・・・・以下のように決まりました。浪乃音の愛山斗瓶取りは試飲ができないので味がわからず、きっとまだ若いのでは・・・・寝かすべきお酒ということで今回はやめました。北島のきもともむっちゃ入れたかったのですが、あれやこれやのパズルの中で今回はパス・・・次回に!

食前酒 美富久 大吟醸 斗瓶取り(インターナショナルワインチャレンジで金賞を受賞したお酒です。昨年松の司が受賞しました。日本の新酒品評会が減点法なのに対してワインは加点法なので、それで選ばれたというお酒・・・という意味で興味深いかと・・・)
向付 鱸へぎ造り 繊胡瓜 花しそ薄桜 近江藤兵衛  純米(とても優しい美しい・でも奥の奥に豊かな味わいが感じられる白身魚にあう食中酒。)
 八寸 雷干し 水母れもん酢和え  鰻八幡巻 小巻玉子 サーモン蓮根はさみ おくら  小鯛寿司 小茄子でんがく
喜楽長 隠し酒 純米大吟醸 (今年初めてほんの僅だけ瓶詰めされた30%の大吟醸ブレンドされた素晴しいおり酒です。とても繊細でしかも旨みも豊かで切れの良いこのおり酒は、八寸のバラエテイに富んだ味わいと共に、お互いが引き立てあう事と思います。)
焼き物 鱧焼目 きす風干し 胡瓜茗荷鰻土佐酢和え萩乃露 辛口純米 むろか生(萩乃露の専務さんにメニュ-を送らせて頂いて、選んでいただきました。今年生まれた 旨口辛口の吟吹雪で醸されたお酒はボリュームも程よく焼き物によく合うと思います。)
羹  豚角煮 芋茎 湯葉 三度豆 刻み柚子竹生嶋 初しぼり 原酒(あの初しぼりが半年たって素敵に円熟。暑いこの季節に朝市ほやほやのソーダサイフォンで・・!!豚の角煮の油と抜群の相性を見せてくれるのではと思います。)
吸物 独活 肝 三つ葉 清し仕立て
不老泉 山廃 純米吟醸 ひやおろしひやおろしといえば季節外れではありますが、逆に今こそ飲み頃だと思います。かなり熱めのお燗をつけて肝に合せてみては・・・熱い吸い物に熱燗!です)

後半の2種類はこのくらいになりますと、皆様ほどよく酔いも回ってこられますので、この辺で温度に変化をつけてみたらとアドヴァイスをいただきましたんや。さすがまた 無理にあわさんでもええん違いますかというぱんちさんの言葉も肩の力がほっこり抜けてよかったです。あくまで嗜好品なので最初だけあわせていただいて後は温度も含めてご自由に楽しんでいただく中で新たな発見もあるかもしれません。どきどきですが楽しみです。