酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

沖島と仰木・・里山みらいじゅく

今日は仰木で里山みらいじゅくの打ち合せ。その前に沖島から、味のある おっちゃん達3人が朝市に出店したいとの事で浜大津においでになりました。私もとあるご縁でご一緒に。

沖島も仰木もなんか似てます。

どちらも60歳くらいのかたがたが 急変したいろんなことを背景に 何とか・・・と奮闘してはります。どちらもすばらしい後世に残したい原風景。そして懐かしい古きよき貴重な農村漁村社会。が、今は何とかやっていけても 後5年10年後・・・老齢化、そして後継者不足。味わいのある古民家が廃屋になってしまうかもしれない現状。維持継続するのが難しい漁村と里山の棚田。

今森さんは時間をかけてマキノとそして針江を甦らせはった(・・・ご本人は自分の力ではないと いたって謙虚ですが、その裏に 語りつくせないご苦労と努力があったはずです。)私は理科があほなのですが、生態系などの専門分野に精通してはったこともとても重要やったと思います。

ちょっとした工夫で、そこでできた産物に付加価値をつけること。そしてその商品が一過性ではなく 末永く愛される商品であること。また学生や若者にとって魅力あふれるところになるような なんかわからへんけど 素敵な取り組み。(それは里山みらいじゅくの大きな意義かもしれへんな。)

昨年から発足した 権座プロジェクトもその成功モデル。でもでもこの権座プロジェクトも始まったばっかり。が、喜多さんにお酒造りを依頼しはったことも 葦の手すき和紙と書家が書かはった素晴しいラベルも 地元の人の連係プレーもとてもええかんじ。

障害をもっていはる北海道共働学舎の新得農場のチーズや栃木のココファームのワインのように、安かろう悪かろうではなくほんまにええもんを まっとうな価格で健全に販売し 流通して成功をしている例もあります。

ここ滋賀でも ええ取り組みが ゆっくり末永く育っていけますように・・・・