酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

北島きもとそして不老泉

Oさんからまたもや 嬉しいコメントをいただきました。

北島・生もと純米・吟吹雪・・・ゆっくり飲んでみました。

勿論酒の造りの確かさは一口目で実感したので、生でも日陰の涼しい場所で置きっぱなしでした。全くヘタリはありませんでした。

味わいは,当初の予想よりも味幅がありましたけど 後半のキレの締まりがよくて
中途半端なフルーティーさよりも酒らしさを前に出していたのでとても好感がもてました。

同じ濃い生原酒でも、不老泉の場合は舌の上でフワッと乗っかる感じで、キレの余韻は穏やかですが・・・北島は不老泉よりも男っぽさがあります。

生もさることながら、火入れ・・・しかも若干割水して何年か常温も氷温熟成で、キレを残したままで円やかなところを飲んでみたいです。

これの渡舟のバージョンもあるようですが、たぶん あの渡舟特有の吟吹雪よりも女性受けする「まろみ」があるのかな?と思った りします。

不老泉だと 山田錦の中汲みよりも、たかね錦の生原酒のほうが好みの自分の勝手な憶測です。

一杯目のインパクトよりも,三杯目の奥ゆかしさを楽しめる酒がいいですね。


Oさんはもともと不老泉のふぁんでしたので ちょっとどきどきしながら 北島きもと吟吹雪をお勧めしたのでしたが ほっと・・・お気に召してよかったです。Oさんはきっと渡船より吟吹雪のほうが好みなんやな。そしてOさんが長く愛飲してくださっている小川酒店でのみよしのぼりのらべるとなっています「不老泉のたかね錦の生原酒」このお酒がいよいよ熟成をへて出荷されることになりました。

またこのお酒に先駆けて プリンスで大人気を博した タンクナンバー91が そのまま91というシンプルなラベルで到着しました。なんかええなあ。

今小川酒店では北島も不老泉も おいしい顔でならんでいます。私はこのお酒をお勧めするたびに ついつい両専務さんやどちらもべっぴんのかわいい奥さんや・・・さらに かわいいちびっ子たちの顔を想いながら思わず顔をほころばせてしまうのであります。ほんまに可愛いんや。