酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

朝市の忘年会・・魅惑の夜

今年もすっかりお世話になった浜大津こだわり朝市の面々と忘年会・・・

まずは 加夢居さんにて ほっぺたが落ちそうになる天然のお刺身やら自家製チーズ豆腐やら白身魚のカレーあんかけ(カレー味が日本酒に不思議に合う合う!)のごっつおうをよばれ ここではあえて 滋賀以外のお酒のお燗を・・・・これがまたどれも酸がしっかりしていて 美味しい。とくに私はこれが好き。雰囲気もええし大将の人柄も声もないす お料理も皆ほんまに美味しい!
その日も満席で大賑わい・・・ご馳走様でした。

そして おなかが一杯になったところでパンチさんのお店へ・・・

不老泉三昧。しかもまろやかに時を重ねたおり酒やらせめというれあもん。
眠りから目覚めはるのが早いお酒と遅いお酒がありまして
それがまるで人間みたいでいとおかし。


どれも重厚なボルドーのワインみたいに5分10分と時間がたつにつれて花開いていくのが感動でした。とくに木桶の純米大吟醸なんぞは もう無くなる・:・・・というときに最高のバランスになって、最後はちょっとずつを時間をかけて じ~~~くり楽しみました。

ここは10年20年寝ているお酒もありますが、どれも素性がええので 魅力的な熟成をしています。

そして今回のちょっとびっくりが松の司の1998年の35%大吟醸・・・・磨いたお酒でこないに感動したのは これが始めてかもしれません。すばらしい技術で 綺麗に磨くと10年あまりたったらこんな品性のよい、そして余韻がいつまでもいつまでも残るお酒になるのかと これまた日本酒の奥深さに感じ入った夜でした。

加夢居さん 膳さん いつもながらの魅惑の夜 有難う御座りました。
日本酒ってほんまに素敵やな。