酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

姉御 永遠に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

訃報・・です。

われらが姉御が 昨日夕方 永眠しました。

暮れに突然、すい臓癌を宣告され あわあわと過ぎ・・・・・・・・・あまりにもあっけなく あの世へ旅立たれました。

私は姉御から教えてもらったことが あまりにも多すぎて この事実を受け止めるのに 限りなく時間がかかりました。

でも 今は小川酒店で どのお酒の前に並んでも姉御の声が聞こえます。

利いてほしいお酒があると かならず愛するまつさんとの晩餐の最中に ほろ酔い気分で電話をかけてきてくれはりました。
うっかり その時 メモをとり損ねたとき後で聞き返すとしらん!!と潔く・・・・

くよくよ ずるずる うだうだがお嫌いで ほんまに竹を割ったようなハンサムなひとでした。

きっと姉御によくにてはったんでしょう・・・姉御のおばあちゃんは ビールの飲みっぷりが最高で 背筋をぴ~~~んと伸ばして きゅ~っと飲み干すかっこいい女性やったそうです。そして おいしもん好きで、小さいころから一流のほんまもんのおいしいとこに食べに連れてもろてはったとか・・・・。その三つ子の魂があの姉御の驚異的な味覚嗅覚を育ててきはったんや。

おそばの食べるスピードの速いのにもびっくりやったなあ~。

そんなこんなの思い出を語ってたら 天からおーちゃん!!って 声が聞こえてそうや・・・いつまでもくよくよしてんと、近江の地酒にまつわる姉御が築いてくれたいろんな深くて大きなものを 先日見てきた小樽の街並みみたいに ゆっくり大事に育てていきます。

合掌・・・・・