酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

再会

写真家であるIさんは伊勢丹 えきでの展覧会によって切り絵作家としても確固たる地位を築かはったのですが、その展覧会をプロデユースしたのがクレヴィスのMさんです。

ありがたい 出会いをさせてもろたのは 切り絵展の少し後の昨年の大津祭りの宵宮でした。

そしてあれから半年余がたち 先日うれしい再会を Iさんの奥さんと。

Mさんは 山口 丸亀 米子 そして おふらんすと あちらこちらを飛び回って美術館の仕事をしてはるひとなので その話を聞いているだけで 旅をしているようなうきうきした心持でした。写真展のお仕事が多いのですが、その反応が お国柄でまたそれぞれに違うそうです。

そして メモしといたらよかった!!録画しといたら良かった!!と 思えるような言葉が続出。

いろいろなお話をどきどきしながら伺って プロって やっぱりすごいと思いました。もちろんど真剣やけど 目に見えないもの・・・・感じるということ 感性ちゅうんやろか・・・が一流。

写真も世の中に仰山ありますが ほんまもんの写真にはその写真の向こうにドラマが感じられるそうです。Iさんはもちろんのこと 植田庄治 ロベール ドアノー 土門拳 の作品をみていて なるほどなあと。

Iさんの展覧会で 感動したのは 切り絵も勿論ですが、その横にちょっこし添えられた一言のメッセージ。これによって 切り絵がより魅力的にそしてわかり易く感じられるのです。

写真展でもしかりやそうです。長すぎず また抽象的過ぎず それでいて読み手の心をきゅんとつかむ詞。

小川酒店のお酒の横にはちょっこしコメントが書かれていますが Mさんが写真家であるIさんを切り絵作家としてプロデユースしたように まずそのお酒の魅力を発見して そしてこのような お客さんに伝わりやすい素敵な詞を添える大事さを感じました。もう一回 小川酒店の札もしきりなおしや。

また素敵やったのは 依頼を受けた仕事だけではなく ご本人自身のための作品作りにも果敢にとりくんではるIさんですが そのご主人の最新の写真が 素晴らしいと言わはる奥さん。こんなことが言えるのは ちゃんとわかって そして ええ視線と距離で見てはるからやと思います。まさに 奥さんは縁の下の力持ちで 惚れ惚れする ええご夫婦です。

ええお出会いをさせてもろて らっきい。きっと また 再々会させてもらえると厚かましく思っています。お二人ともありがとうございました。