酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

家杜氏 講演会!とおかあちゃん テレビ出演!

今日は六方の会がありました。が、おかあちゃんのテレビ出演の日でもあるし・・・ほやけど なんと 家杜氏の講演会が ある!!とのことで あとの利き酒や会議や宴会は失礼しまして 家さんのお話のみ 堪能してきました。

横からええタイミングで喜多社長も話してくれはりまして 蔵のチームワークが垣間見れるような素敵な講演でした。

喜多社長曰く 家さん能登での学習会より力が入っていたそうで、私もぐいぐいと引き込まれました。惜しげもなく色々な数字やならではのコツや年々変化するより良い方向に向けての酒造りの話をしてくれはりました。

私は朝市のおかげで、お蔵には足しげく通わせてもろていますが なんせ自分で生々しい現場にはいたことがないので 今日の映像も交えての講演は ものすごくわかり易く興味深いものがありました。

いくつかのお蔵を経て 喜多さんに来て8年。ここにきて 水がすばらしいと びっくりされたそうです。

それぞれの工程を ほんまに細かく 数字ともにらめっこしながら その時々の反応に経験と勘で決断しながら お酒造りをしてはる様が びんびん伝わってきて 感動しました。

上槽 アルコール添加のタイミングのむずかしさ・・・

麹つくりでは 温度ばかりを気にするのではなく 香に重点を置きながら 判断行動に移してゆくと まるで 麹と対話しているかのごとく うまいこと行くそうです。

ねほりはほりの私は もっともっと質問したかったんやけど、追い水についてと それからきもと山廃について 質問しました。

きゃっきゃっ!!きもと山廃はこれだけの腕の家さんなので ぜひとも一本でも醸してもらいたいと思った私。いつか実現しそうなそんな気配。

お酒の世界を いままでより ちょっこし深いところを見せてもろたような嬉しい気持ち。ほんまにほんまに お酒はおもしろいと感じました。

こんな機会をつくって下さり 有難うございました。9年金賞受賞。能登でもなんとかという賞のなかで 最高の賞をとらはりまして 家さんの腕の確かさは内外に・・・

賞を見ていなくても素敵なええお酒と 賞を外さない家さん。

きっと どっちもそれぞれにほんまに ええのやと思います。

大事なのは 勿論技術もやけど センスと情熱とそれを伝えるノウハウ??やろか。

結局 走ったもののテレビには間にあわへんだんですが 録画で見ました。なんか いろんなとこから懐かしいみたで~の電話をもろて おかあちゃんちょっこし ヒーローみたいや。

テレビ出演おめでとうさん。ますます お元気で 俳句や俳画がんばってくださいや。