酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

hayasakaba

以前に書かせて頂いた hayasakabaに昨晩行ってきました。

思った通りの素敵な隠れ家のようなBARでした。

そして 言うてはったようにええ人で ウイスキーにたいする情熱と愛をひしひしと感じます。でもおしつけがましくないところがまたええ。ものすごく謙虚。そして ご自分の仕事に誇りをもってはる様子も気持ちよいです。 立ち居振る舞いや 動きが滑らかで これぞ ほんまもんのプロやな。とても快い時間をすごさせていただきました。

小川酒店にはなんと2度もご来店くださり 古いホワイトホースもうちでお買い上げになったそうなんです。

ウイスキーがもちろん主ですが 不老泉を置いたこともおありやったり 吉田社長がいかはったり また昨晩見せて頂いたのは 鈴正宗の2002年もんのラベル。これを愛飲して下さっているお客さんが ここのご常連さんなのやそうです。

頂いたおとうちゃんのウイスキーは 深い味わいで感動しました。大山崎の蒸留所で頂いたビンテージもんを思い出しました
また びっくりしたのが掛かっていた書、絵がすべて富岡鉄斎のもの。「火要鎮」(火の用心)。お多福さんは 私が大好きでお座敷に飾っていたものと同じ。
これはうちにある お多福さん。

思わず不老泉の床の間に飾っている書迪恵吉※を想いだし 不老泉の話題に。これはキャップにも記されているので 毎日のように見ているお馴染みさん。

※迪(みち)に恵(したが)へば吉。

明治35年に富岡鐡斎が太田の蛙声庵で書いた言葉。
中国の古典から来ていて
「人の道を歩めば吉となり、道に逆らえば凶となる。
怠ることなく、荒むことなく、ひたすら勉め励むべし」
と帝に王の道を説いた中の言葉です。
しっかりと丁寧に酒を造ります。 ・・・不老泉のHPより


鉄斎しりーず。早坂さんをみていて そして不老泉のお酒を呑んで また 変わらぬスタンダードな不老泉のラベルをみて まさにこの想いを感じました。

そして 貴重なそのウイスキーを 買い戻させて頂くことになり ふたたび小川酒店へ。

こんなご縁を繋げてくれはったTちゃん そしてNさんありがとうございました。母も大変喜んでおりました。今、小川酒店の特別コーナーに再び帰ってきたお父ちゃんのウイスキーが写真と一緒に並んでいます。