酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

浜大津こだわり朝市 北島酒造の巻

晴れ渡る青空のもと 浜大津こだわり朝市が開催されました。

今回の北島酒造の巻の3種はそれぞれに美山錦 渡船 雄町と 米違い 精米歩合も 55% 50% 70%。生にごり きもと火入1年熟成 きもと生。 同じ北島でありながら ほんまにそれぞれの顔をもっているので、3種とも下さいと言うお客さんが多く なので瓶がいつになく足りなくなりました。で、大好評を博しまして なんと完売!最後の180mlまでもが綺麗になくなりましたんや。

北島シャチョウも駆けつけてくださりまして お客さんとのやりとりが ほんまに勉強になりました。

どのお酒も酸もあって しっかりつくられているので どれもお燗上がりしました。

まずにごりが無くなりました。夏を越すと糠くさくなることがあり それががちょっとこわいにごりですが、このお酒に関しては大成功例!今まさに旬!香りも味わいも申し分のない濁りです。あんまりよかったので 御蔵にある最後の7本をげっとすることに。

きもとの対比も面白かったのです。さすが50%はクリア~~!しかも火入して 1年ちゅうかほぼ2年たっているのでええ塩梅。地味やけど じっくり楽しむには素晴らしいお酒。酸がしっかり支えているので お燗幅も広かったです。

一方70%精米の雄町生は ボリュームがあってものすごわかり易い美味しさ。昨年の雄町は あの辻さんが雄町らしさが出てへんというてはったのですが、今年のはおっけー。実はこれだけ3ケース用意していたのですが これも無くなったのでした~~

きもとというのは 生も火入もちょっと寝かせることでよりおいしくなると。この雄町も 寝かせてみたい。

また 綺麗なきもとを造りたいと常々いうてはる北島シャチョウですが、今回 綺麗 且 しっかりした酸が北島のお酒全体の個性になっているのやなあと思いました。そやから 寝かして美味しいお燗して美味しいお酒にしあがっているのやな。まえにも書いたけど きもとで細かな温度管理・・・のこぎりのようにギザギザに上げてちょっと下げて また上げて・・・・の温度操作をするということを確立していくなかで きもとのみならず 速醸のお酒までも お酒の質が向上しているのやな。

にごり酒をお買い上げになった三日月知事さん 昼酒を楽しんでくれてはったようだ姉さんと漫画酒のほそ道ラズウェル細木先生家さん 山梨ワイナリー帰りで葡萄をお土産にくれはったてるきんさん ほかにも ほんまに色々の嬉しい美味しいお客様 北島シャチョウ あひるちゃん イヌガオちゃん 高橋師匠(今回も米粉と バジル入りフランスパン 完売!しかも いろいろお手伝い頂き感謝) ありがとうございました。

この良き流れにのって 来月は不老泉!しかも 横坂さんのお酒も間違いなく登場します!こう ご期待!
てるきんさんに頂いた葡萄。手前は 瀬戸ジャイアンツというおもろい名前で 形もものすご 可愛いハートみたいな形。皮ごと食べられて 美味しいのです。