酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

SAKE&Music Party「WACHA WACHA」

楽しい盛り沢山の三連休でした。

でも色々考えさせられる3日間でもありました。

SAKE&Music Party「WACHA WACHA」にいったら そこで田中陽介くんにあいまして。

祝という 今では中々みられないお米を育ててはるんです。しかも完全無農薬。
それが 北島さんとの御縁があり お酒造ろやないかということになり。

よく思い着くのが 無農薬やし低精米・・・・が あえて高精米でいこか・・・などと 色々ご検討中。とにかく楽しみです。

旭は コシヒカリの親とも言われ 亀の尾と同時に明治時代を席巻した米の代表銘柄で、大粒で甘く しかも肥料が少なくても育つのが特徴やったそうな。で生れは京都なんやけど 第2世代は滋賀旭と呼ばれて滋賀で盛んにそだてられ 飯米としても酒米としてもよう使われていたんやて。それが籾が揺れで落ちやすいという弱点があったために 品種改良されたコシヒカリなどに押され 多くの田から消えて行った まさに渡船のように幻のお米。ええお米らしいのですが 滋賀でもつくってはるとこは ほんまにわずか。

こんなドラマのあるお米で 美味しいお酒ができるんです。北島さんなら尚のこと 楽しみです。

そして 「WACHA WACHAで やおしんくんと意気投合した弥栄鶴さんにもその旭がありました。並びには祝もあって 全然違います。独特の酸が面白いなあと思いました。旭のお米を作ったひととも 田中君はむちゃお知り合いでした。おしんくんとこは 特Aの山田錦50%精米の NINE!その 無濾過生原酒と 13、8に加水火入されたもの。どっちも 美味しい!全然ちがうけど 生はちょっと時間を置くと まろやかになり 13、8は度数が低いのにとてもバランスが取れていてよいのです。やおしん がんばってる!前ちゃんの写真をお借りしました。前ちゃんもお疲れさん。不思議な雰囲気の中で 不思議な快感。おもしろい会でした。