酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

朝市のお酒選び 神開の続き

さて あとの2種類を決めなあきません。真剣な利き酒です。



そやけど おけいはんが来はると ひとに例えはるので笑えます。

夏向きに考えられた 蚊取り線香のラベルレジェッロ。アルコール度数低めの辛口。さっぱりとした飲み口。

今小川酒店でフィーバーしている 地獄谷=さらに辛口

そして そのお兄ちゃん、つまり一年もん。これは もう丸くなって辛口に感じません。

玉栄も吟吹雪も単体のお酒が無くなり ブレンドもんになっています。それぞれ 6号酵母と9号酵母ブレンド。さすが米の特製が顕著で 玉はこれから先が楽しみやし 吟は今もう飲み頃でやわらかい。

一年もんの湖南山田の山廃 60%と70%。どちらもそれぞれに美味しい。そして 山廃と感じさせません。

迷う所や。どれも美味しいけど 南山田の山廃70が 
今一番飲み頃やろか・・・・と決定!!すっきりとした旨味のある辛口。

さらにちょっこし寝ている日本晴山廃60純米原酒と おなじく日本晴55%純米吟醸加水。

これが おもしろかったんや。

たるちゃんは 60純米原酒がいい!と。おけいはんは 若山富三郎のように色気のある純米吟醸がええと。それがお燗してもろたら 天国と地獄のような結果に。純米がぐ~~~~~んとお燗上がりしたのに対して 純米吟醸でした。おけいはんは えらく落胆してはって 笑いました。

さらに登場したのが二年半熟成の 玉栄60火入 
山廃純米60火入。

皆の心をつかんだのが 玉栄60火入でした。ばらんすが素晴しい!とくに際立った個性があるわけではないのやけど 地味やけど・・・・ほんまに 美味しいのです。お燗もよかった!

ということで お酒が決まりました。ほんまに 迷い迷いのお酒選びで、楽しかったのでした。