酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

塞王の楯

不思議な時間が流れたこの数日間でした。

実は当たり前ですが平穏ではなく、コロナという恐れていたことが起こり、無症状やけど、かなりまいってしまいました。

母も無症状ですが、腰痛がひどくなり、痛い痛いを唸り、さらに統一教会のテレビばっかり見てはって・・・・精神的にきつかったのが正直なところです。

でもこんなときに、救ってくれたのが塞王の楯。

大河ドラマも難しくてリタイアする私でしたが、感動しながら読了。

小川酒店はなんと大津城の二の丸のところにあるのです。

尾花川 長等山 浜町 園城寺 安土城 大溝城 と馴染みの地名もでてきました。

絶対に破られない守りの石垣とどんな城をも落とす攻めの鉄砲、矛盾。

大津城をめぐる攻防は、圧巻で胸が躍りました。

大名から民まで心ひとつになった大津城、それこそが塞翁の楯。

お互いが意志を折ることなく死力を尽くした時に、奇跡が起きました。そしてこれは必然。

大津城 城主 蛍大名の京極高次さんがこんな素敵なひとやったとは、びっくり仰天。二の丸跡に住んでいることが嬉しいし誇りに思えます。お初も玲次も立花宗茂も徳三郎もなんて魅力的な人々。

詠んだ後の余韻が快感。

そして大津の滋賀の歴史をもっともっと知りたくなりました。有難うございました。

お陰で引きこもりの日々はものすご充実したものになりました。

おっとは隔離中やったので、久しぶりに一人寝しながら読書三昧。