酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

大津祭り本番

朝市がご縁で知り合えたYさんの招待で町屋風のすてきなお家の2階からお祭りを見せて頂ける事になった。ラッキー最初は大通りで所望を見る。ここでは二つの曳山がすれ違う瞬間があってそれがまた面白い。それぞれうちが一番やで!と燃えはる・・・というか負けると相手のお囃子につられてしまうと言うのもあって思いっきり演奏しはる。特に元気なのが源氏山。曳山に乗っている人も山方さんもとてもテンションが高い。なんか私も交じりたくなった・・でも新聞を見ていたらお祭りは観衆・囃子・山方が三位一体となって作り上げるものだと書いてあった。そうなんや・・私らもお祭りを作っているんや・・コンサートや朝市と一緒や。
2階からの眺めはまたなんとも情緒があり、違う大津を発見できた。つぎつぎと曳山がそれぞれの囃子で通っていく。知っている人の顔があると大声で叫んで粽を放ってもらう。こっちもテンション高なるわあ。ああ楽し嬉。存続がしんどいと言われている大津祭りやけどこの祭りはなんとしてでも残さなあかんな。千石さんの美味しいお寿司も一杯頂いてYさん本当にありがとうございました。
左は靴屋さんにあった可愛い狸。からくりの仕掛けがある。このお祭りはもともと、鍛治屋町の治兵衛さんが狸のお面をつけて踊ったのが始まりだそう。で、その治兵衛さんが年いって踊れなくならはったのでからくり人形に躍らせ、それに地車をつけて曳かせるようになったとさ。右が曳山・からくりには中国の故事や能の題材を取り入れてある。