酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

大津祭り宵宮

あの案じていた台風もさすが神のお力・・みごとに夕暮れにはおさまり、情緒ある宵宮となった。宵宮引きが中止となっていたので、お客さんの数がぐんと少ない。のでのんびりゆっくり見させてもらえて返ってラッキー小さな靴屋さんではいつもからくりもんをいろいろ展示してあるだけではなく、からくりをさせてもらえる。ここのご主人が趣味で創られたそうな・・狸の人形やら鉾やらいろいろ楽しい。また小川さんというお家では、おくどさんのある昔ながらの町屋をこの日だけ公開してくれはる。うなぎの寝床のように細く長いつくり。・・・こんな家がどんどん時代の波で壊されていく。もったいないな。大事な文化や。あとそれぞれの鉾では緞帳やらからくり人形やらが展示されていたり、お囃子が披露されたりお祭りムード一色。酒屋なので気になるのが献酒。前は酒屋さんの包装紙をみてどこのが多いかなんて見ていたけれど、デイスカウントで安く買われた方は包装せずにそのまま熨斗を・・そんな時代になったんかいなとちょっと寂しい。
私は本宮も好きやけど宵宮のなんともいえへん味わいも好き。子供らも付いてこないので一人でうろうろ。それもまたよろしなあ。

左上は緞帳。左下は靴屋さんのつくらはった鉾。
右下はほんまもんの鉾。闇に浮かんで美しい