酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

お通夜

今日はお通夜。田舎の自宅でのお葬式は昼も晩も、皆がたすけあって50人のご馳走造り。私はお茶碗とお湯飲みと小皿をひたすら洗う・・・・ほんまに大変やなあと思いつつ、浜大津ではほとんどシテイーホールでのお葬式となっていることを思うと、心のこもったええもんやなあとも。こんなところにも・・というかこんな所にこそおもろいおばちゃんもいてはってなあ・・・朝から晩まで疲れたけど、何か思い出に残る泣いたり笑たりのお通夜でした。地縁と血縁でつながった人たちのありがたい時間。   こんなときに、不謹慎かも知れへんけど、ご近所や親戚の人が創ってくれはったそれぞれのご馳走が美味しかった。白菜の白和え。(これは絶品!教えて欲しい・・・妙子さんの作)たたき牛蒡。干し柿。日野菜の糠漬け。大根の浅漬け。赤蒟蒻のたいたん。柿の入ったスパゲテイサラダ。澄まし汁。どれも田舎のよき味わい。
にぎやかな時間に天国のおばあちゃんはきっと笑てはるやろう。うろ覚えやけど、おばあちゃんの法名は安らかな泰。人徳の徳。水が滴るように潤う潤。そしてうめ尾の名前から梅。ええお名前ももらわはった。まさにおばあちゃんに相応しいお名前。お経を唱えていたらおばあちゃんの声が聞こえて来そうになった。大好きやったおばあちゃん、ありがとう。今は悲しみと共に感謝の気持ちでいっぱいや。