酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

咲き誇る花。咲き競う花。いや、そうではない。実の所花は誇らない。花は競わない。花は他と自分を比べない。ただ無心に謙虚にそして精一杯におのれの命を開いていくだけ。芸術も人生も自分自身の命を生き切って自分なりの心の花を育て不朽の花をさかせることだ。誰が見ていようといまいと、砂漠に花を植えることだ。冬のさなかに春を植えることだ。その花がいつか誰かの心を和ませ励ますことを楽しみに、泥にまみれて黙々と種を植え花を育てる。その心こそが文化であろう。昔文化は「文花」「文華」と描いた。  友人が送ってくれた文。大事な友人や。普段はぱっぱらぱんでおもろいおもろい人やのに、ふとこんな文を送ってきてくれはる。