酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

竹生嶋

とある有名百貨店の上品そうな紳士がご来店。人間国宝の故清水卯一先生の納骨に、竹生嶋のお酒を捜し求めておいでになった。卯一先生は竹生嶋のお酒をこよなく愛飲されていたとの事。そうなんや、何回か先生宅にワインをお届けしたことがあったけど竹生嶋のお酒のファンやったなんて・・・なんか嬉しいな。そういうと写真家の今森さんも竹生嶋の酒をごひいきにしてくださっている。ミーハーかも知れへんけど・・・・でもええ仕事をしておられ、そしてそれが世の中にも認められているそんなお人が好むものは、やっぱりほんまもんやと思う。のでそのお酒をうちが扱わせていただいているのはやっぱり嬉しい。造る人も売る人も飲む人も皆がそのお酒を愛して、そしてお酒やその文化は育っていくものやとしみじみ。清水卯一さんの
綺麗な青磁を思い出す。先生はいつも虫眼鏡とかなづちをもって山に散歩に行かれては、気に入った土を採取し、土に混ぜてオリジナルのマイ土を作られていた。きっとこの地(志賀町)を愛してはったんやろうな。