酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

父と娘

今日は母が留守。なので父と私と息子たちとの晩御飯I(夫は深夜に帰宅)。私はここ数年小川酒店のお酒のラインナップをぐんぐん変えてきてしまった!昔かたぎの父には理解できないことばっか。でもな、小川酒店を生きがいにし、生活の中で基本に生きてきたもん同志。どきどきしたけどなんかええ感じや。朝市の末富さんがはるばる銚子までいって買って来てくれはった「でんでん車」のお酒を燗にして、さしつさされる時間。ふううん父と娘なんやあ。いつもなかなか言えへん事もお酒を飲んでならいえる。まあ飲めや・・・と。今日は薄桜さんがお酒の納品にきはったんやけど、父にしてみればまったくの新顔。また新しいお酒入れてちゃんとお付き合いできんのんか・・・?でもお酒を飲みながら・・ぼちぼち私の思いを告げられた。よかった。世代の相違も思いの相違も、男女の相違も・・・お酒はまろやかに溶け合わせてくれる・・・って、恥ずかしいけどそう思った。めっちゃ鬼瓦の顔してて、頑固で、ぶつぶつ言いのお父ちゃんやけど、根はええ。これからもこんなぬけてて破天荒な娘・・というかもうおばはんですがよろしゅうに。
末富さんは浜大津朝市のえらいさん。千葉県の銚子電鉄が経営不振の中、濡れおかきとこのでんでん酒で、一挙に町と人の想いを盛り上げて町おこしをしはった・・・ということが新聞に出ていた。そして動く末富家はこの連休に、銚子まで行って来はった!!そしてこの本醸造のお酒をお土産に頂いた。実はそのままではえらいお味でよう飲めへんかった・・でも燗したらぎょぎょぎょと魅了をました。カムフラージュしたというよりまさに燗向きのお酒かも。さすが!