酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

和菓子職人さん

ピンチの小川酒店なのでいろいろ助けてもらっている・・・・そのひとりが、宮内庁ご用達和菓子職人の叔父。配達しながらお話していて、ええこと聞かせてもろた。いらいらした気持ちでつくっていたら絶対おいしい和菓子はできひん。1日何千個の和菓子をつくるけれど、ひとりが食べはるのはひとつふたつの和菓子。そう思いながらつくっていたら、ええかげんなことをしてられへん。その叔父は独特のゆっくりずむを持ってはる。これは落ち着いた心持で長年和菓子をつくって来はったからそうなったのか。それとももともと持ってはった性格なのか。以前も庭にすずめを仕掛けて一日中すずめが来るのを待ってはった。またカヌーが趣味で、湖すれすれの低い位置で、競うことなく湖をゆっくりすべるこの時間が叔父には何よりの楽しみ。はたまた、大きな釜や網・蒸籠をどこからか見つけてきて、叔父の家の前で大お好み焼きパーテイや魚焼大会・餃子大会・お餅つきがもようされる。そこには必ず温かな火がある。そしてその周りに人が集まる。こんな叔父とひまわりのような叔母はスローライフをたのしんではる。なんかええな。