酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

お酒って面白い

昨日のダレの話をYさんにしたら、ある蔵の亀の尾は、春先は良いけれど秋の冷やおろしの会の頃、同じ酒と思えないくらいダレてる。ところがお正月時分になるとものすごく味が乗ってバランスが回復してくるんだそう。ほうっお酒ってほんにおもしろい。

お酒のことをいろいろYさんから教えてもらったメールの中に、めもりたくなるような表現があった。
キリっとした香りが良い 酵素臭 甘い香りが印象的 ダレている感じがしたが、もう少し熟成させると復活して味が乗って来るのでは 辛みのある口当たり ただ辛いだけでなく軟水のやわらかな舌触りが感じられる酒 熟成が進んで飲み頃が近い感じ 米の香りと辛味が良い 熟成が進むといいバランスになる いい熟成をさせてもらっている幸せなお酒  当たりは柔らかく辛味もきちんと出ている 落ち着いていてまとまったよいお酒・・・Yさんのお人柄同様、素直に心地よく入ってくる。流石や・・・・
わたしは自分で言うのもなんやけど語彙が貧弱。ワインに良くある恥ずかしくなるような歯の浮いた表現はするつもりはないけれど、的確にお酒を表現できたらちょっとはワンランクアップできそうな気がする。そういうと鋭い姉御もあひるちゃんも確かに語彙が豊か。写真家の今森さんも随筆もうまい!なのでどういった気持ちで被写体に望んでいるのかもよく伝わって写真がより説得力を増して輝いてくる。せっかく日本人が古来から培ってきた美しい言葉。私も色んな表現が出来て、そしてそれをわかりやすく伝えられるようになりたいなと思った。

素晴らしい今森さんの写真。写真から色んな想いが伝わってくる