今日は料理人がお二人ご来店。
お一人は女性の出張料理人。なんか美味しいお料理を作らはりそう・・・彼女の言葉で心に残ったのは、お酒と合そうとするとき、完璧に合すのではなく、ちょっと不協和音が生じたほうが面白いという話。少し前の揺らぎの話にも通じるな。
今度、築300年のお屋敷で、お偉方のグルメの方たちにお料理を召し上がっていただくそうで、その際に使う滋賀の地酒を求めておいでになった。お酒にもお詳しく、お知り合いが朽木の猟師をしてはって、今まさに旬の挽きたて胡椒をまぶして焼いた猪にそまの天狗がバッチグーなんだそう。一番の得意はタイ料理だそうで、本場仕込みなんやて。美味しい話に花が咲き、時間を忘れてしまった!
続いて琵琶湖ホテルのTさん。琵琶湖ホテルでうれしいのは日本酒は滋賀県の地酒しか置いてないということ。よくホテルというと某大手さんのお酒がおいてあることが多いので、それは素晴らしいことやと思う今、日本酒だけのカウンターバーを考え中なんだそう。面白そうや・・・
ここでも2ヶ月に一回、グルメのお偉方がとある会をお創りになり、楽しみにおいでになるそう。その時はお酒もお料理も選ぶのが本当にたいへんなんやて。ある時、熟成した美味しい赤ワインをお好きな方に参年熟成をお出ししたらえらく喜んでくれはったそう。
そまの天狗について、8月ごろ飲まれたときにちょっとあれって思われたので、私に聞かはった。・・・実は私も真夏にあれって思った。ピークぎりぎり。もしくはちょっと過ぎてしまってるかも・・・・がしかし恐ろしきそま天は秋になって再びちがう美味しいお酒の魅力を発揮!そのことをお話しすると、とてもなんか美味しそうな笑顔。そういうと上原さんが、この頃そま天がえらい動き出したと言うてはった。お酒ってほんまにおもろいな。
きょうは美味しい話で盛り上がれてなんか満足満足。プロの料理人さんからは、教えていただくことが多い。有難うございました。酒屋冥利につきまする。