Yさんが竹生嶋の蔵に行かれた際、杜氏さんがおられるときに、吟花(吟醸酒）を搾っている目の前なのでちょっと気を悪くされるかなと思いながら普通酒の話をあえて出してしまったそうです。そうしたら、その話題になった途端、とても嬉しそうに分析室に直行し、今年の普通酒と本醸造のサンプルを持ってきて下さったそうです。これは、杜氏さんにも普通酒こそ本質という確信があったのではないかと・・・・。
しかもこのお酒は、きちんと１年寝かせてから出荷してはるそうです。
そういうと鈴正宗の矢尾さんの蔵に伺ったときにも「これからはどんなおお酒を目指したいですか」とお聞きしましたら、「普通酒です。美味しい普通酒を造りたいです!」と言うてはりました。管理にも気を使わなくて良いし、燗しても冷でも楽しめて、おかずやご飯と気負わず気楽に仲良くできる・・・そんな普通酒をなんとかお酒屋さんとして提案していきたいなあ。
どんな工夫ができるのやろう･･････考えようっと
小川酒店の普通酒の面
