ええ生の音楽を聞いたところだったのでお酒を買いに来てくれはったお客さんとお酒と音楽について冷蔵庫の前で立ち話。「音楽を聞いた酵母たち」みたいな本を前に読んだことがあって、ある酒蔵でもモーツアルトを聞かせた酵母がええ発酵をしたということで、ものすごい設備投資をして美味しいお酒に音楽を聞かせながら醸した話とか・・・そうしたら。こんな話になりました。
小川酒店に並んでいるお酒の面々も瓶内発酵もしているわけで、お客さんとこうしてああやこうや言いながらお酒のことを語っているその声を酵母は聞いているのと違うやろうか・・そうしたらこのお酒はたとえば大治郎は、小川酒店のオリジナル大治郎になっているのと違うやろうか・・・しかもこれは小川酒店の人間である私だけではない、お客さんと創り上げるとっておきオリジナルブランドになるなあって・・・そんな話になりましたとさ。
なんかそう思うとたのしいわ。うれしいわ・・・・
音楽を聴いているかどうかはその人の判断に任せるとして、結局波動に関係していることは確か。なので思った。大治郎の裏には近江鉄道ががたんごとんと走っている。この田舎の列車のちょっと不規則なゆれがお酒の発酵にはええ様なそんな気が私はするんやけど・・どやろう
またその人は料理人で、お酒についてこんなコメントも・・・ご飯にあわせるおかずと違って、お酒の肴というのは、お酒にアミノ酸やらいろんな複雑な成分が入っているので、市販されている味の多い旨み調味料などとは喧嘩をしてしてしまう。なので酒の肴こそ、滋味あふれる自然の出汁・お酒から造られた酢・ちゃんと発酵させて作った味醂・化学物質の入っていない塩や味噌なんかで作られたものと仲良しになるんやて・・・・なるほどなるへそ・・・