酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

MIHO MUSEUM

二日目はミホミュージアムへ。

建築家I.M.ペイ氏ががテーマにしたようにまさに桃源郷。路に迷った猟夫が仙境の楽園を見つけ出すという陶 淵明の物語を信楽の地で実現したという所です。多羅尾の湯と同じく深い深い山奥にありました。雨でしたので風景すべてが中国の水墨画の世界でした。

今は日本美に恋したアメリカのバーク女史が集めた日本の美術品な数々が展示されていました。外国人であるはずのパーク女史が日本の美しいものをこんなに深いところまで知り尽くしているなんて・・・パーク女史の生まれ育った環境も素晴らしかったんやと思います。情熱と眼筋とそして富が備わったパーク女史の集めた作品は懐が深かったです。

小さい頃からええもんを・・・・とわかってはいても、息子達を陶器市に何度か連れて行くたびに不機嫌になり、ついつい連れて行くことを止めていたけれど、今回の美術館は二人ともそれはそれは一生懸命見ていました。感じていました。なんか嬉しかったな。特に二人が気に入ったのは鎌倉時代快慶の不動明王。見事な風格と品性に感動したみたい。

その晩も紀元前につくられたガラスの話やガンダーラの話を息子と話に花が咲いて、こういう時間ってええなあと思いました。ガンダーラの仏像はどこと無く息子に似ていてそれもくくっておかしかった。

美しいもんや品格のあるものを見た後は気持ちええな