岡村さんにあった塗りの猪口。古いものらしいです。
なんと5個が綺麗に入れ子になっています(順番違うけど・・)。最後の小さい猪口の中にはさいころが入っているのです。そのさいころにはそれぞれの面に絵が描かれていて、さいころを振った人は、その絵と同じ模様が描かれている猪口でお酒を飲むのです。でも猪口は全部で5個。そしてさいころの面は6面・・・ということで、残りひとつの面には♪が描かれています。で、そこに当たった人は唄を1曲歌いなはれ・・・ということなのです。当時の人々ですので和歌・短歌やったり、はたまたお仕事柄 酒造り唄やったりしたのでしょう。
なんて古きよき時代のはんなり(はんなさんみたいや)した遊びなんやろう。
岡村さんもこれは是非見て欲しかったみたいです。
お昼をよばれた、ここ岡村さん直営の遊亀亭の屋根のうらはあじろ目になっていまして、隠れたところにも文化が感じられました。
遊亀亭でおもしろい事ひとつ。気のええ岡村家の人々・・・お昼を予約しはったお客さんに「こんな田舎ですけど、どうぞゆっくりしてください」と言わはったらほんまに根っこが生えたようにゆっくりしはって、観光予定の3つも見事にキャンセル!でほんまに夕方5時までゆっくりされたとかほんまにそれが納得できるくらい時間の刻み方が違うくつろぎの空間でありました。
庭も美しい・・・