酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

琵琶湖ホテル 日本料理 おうみ

町内の婦人会の年に一回の会合・・・幹事役に当たっている私は前から行きたかった日本料理 おうみでさせていただく事に・・・
おうみのTさんは店にも何度か来て頂いていて、とても滋賀の日本酒に造詣が深い・・そして熱心。

食前酒は花嵐の1年もん。深い味わいや・・・でも、今回はお酒を召し上がれない方が多く、お酒の話をしても興味の無い方にはつまらないので、今日はただお料理と器を楽しませていただきましょ・・と思っていたら、琵琶湖ホテルの人たち自らつくりに関わったオリジナルのしかも届いたばかりの里山をサービスしてくださる。題字はなんと刀根盛治総料理長の字。

四造り目を迎えた里山。今年はすでにやわらかい・・・しかも贅沢な斗瓶取り。
幸せ一杯夢一杯!


すてきな個室でお馴染みのTさんにサービスしていただくお料理は季節感あふれ、味も器もみな大満足。甘鯛の桜蒸し花びら百合根枝豆餡。油目木の芽焼はお味はもちろんのこと粉引きの四角い器にもほの字。水雲とろろ芋落しにはくこの実に美しい茗荷がまるで絵を描いたように綺麗に盛り付けられている。蛸の柔煮にはほんまにやわらかく、こごみと桜麩が添えられて春爛漫。

なかなか近くにいてもゆっくりお話させていただくことが無いので、これは年に一回ご近所の婦人方の楽しみの宴。ただお年を召した方が多いので、近い琵琶湖ホテルの純日本料理をと選んだにも関わらず、脳梗塞やパーキソン病などで出席者が減っていくのが寂しいな。早く良くなって来年は是非ご一緒に舌づつみをうちましょ