酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

美しいもの

昨年、朽木にいったときに買って来たせりが・・・なんとまあ・・・・美しい姿。
いくつか植えたのに・・・こっそり緑の村の畑のすぐそばの田んぼにも「し~っ」て言いながら植えたのに、どれも生き永らえることはできなかった。のに、ここにほら・・・・欠けた器の中でちゃんと育ってはった。ありがとうな。人間と一緒で光や空気やら土やらいろんな事で微妙に育ち具合も違うのやろうな。つたは不思議に備前の徳利に刺しても必ず枯れて、見るとその水も腐ってしまっている。土に挿すと強いのに・・・・人と一緒でいろんな意味でふさわしい居場所があるんやろうな。

この伸び具合が実にのびのびとしていて私はしばらく釘付けになってしもうた・
なんか宇宙見たいや。

といえば今日の黒田君のラデイッシュにも脱帽。なんちゅう美しいんやろう・・・やっぱりなんやかんや言うても自然そのものがほんまに美しい。





今、鉄線が満開!15個も花つけてる。春のお花真っ盛り。


おおいぬのふぐりやハコベもとても美しいのに抜かざるをえないのがとても残念。
この美しさもまた格別で、みな違って良いのにね。
でもあんまりはびこるとついつい抜いてしまう私

そんなことを思いながら土に触れていると、時間がすぐたってしまう。でも2006年の5月というこのときを共に過ごしているということが稀有なこと。そしてその間、お酒もワインもそして人もみな熟成しているんや・・・・な。