酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

比叡山大植樹祭

比叡山に木を植えに行ってきました。

朝日新聞社比叡山延暦寺が初めて企画しはった1200人もの大植樹祭。でこんな私がスタッフ
その土地にあった土地本来の樹木を現地調査によって把握し、そしてそれを支える樹種を決定する。そして森を構成するできるだけ多くの樹種を自然の森の掟にしたがって昆稙密稙させるのです(混じぇる混じぇる混じぇる!・・・と生物の多様性)植樹指導は、いのちの森つくりを提唱される、なんと78歳現役の宮脇先生。今までに30000万本の木を植えはった先生は、あと30年命の続く限り皆さんと一緒にいのちの森を日本から世界に向けて植えていこうと思っています!とおっしゃいました。

ほんまもんの木は厳しい条件にも耐えて長持ちする。(なんかお酒にも当てはまりそうな・・・)

もうひとつ、自分で現場に出て学んだ生物的動物的な勘と、そして人間の持つ知性を働かせれば、必ずそれを把握できる情報が秘められている。そのためにもとにかく現場現場現場・・・が大事やと。これは教育、人間形成にも同じことが言えると。

こんな世界的にも有名な宮脇先生の話をお太子さまの元で聞いた後12000本の木が植えられていきました。

しかも最初はものすごい霧・ものすごい風・そして小雨が降っていたのに、いざ植える段になると、霧がすうっと晴れ渡り、風もおさまりなんか神々が見守ってくれてはるみたいでした。そして木を植えた後、なんかわからへんけど、とてもさわやかなええ気持ちになったのです。

「日本こそ次の世代に残す、すばらしい森をそしてその成果を世界の人々に自信を持って示し、ともに広げて行かなあきません。日本人が古来から守ってきた比叡山にて皆が心を込めてうえた木々は、遺伝子を未来に繋ぎながら、必ずや大きくたくましく育ってくれることでしょう。」・・・そうか今日植えたこの木がずっとずっと育って受け継がれていくんや・・・と思うと、大きな宇宙的な気持ちになります。


Nさんから以前頂いていたのに読めていなかった日本一多くの木を植えた男 宮脇昭さんの本ですが、こんなご縁で生の宮脇先生にお会いすることになり、でまた同じ日にNさんにほんまに久しぶりに会うことになったのです。不思議不思議