酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

雪月花の会 霜月 観月の宴・・お酒編

雪月花の会 霜月 観月の宴

いつも楽しみな吉田専務さんが考え抜かれた器と温度が注目のお酒。

雪花 斗瓶取り発泡性オリ酒 2006年 雪冷え フルートグラス

鮒寿し とも和え・・・竹生嶋 本醸造 原酒 2006年 常温 八勺 きき猪口

鯛蕪・・・竹生嶋 純米大吟醸 2004年 日向燗 ワイングラス

鮪鯛・・・金紋 竹生嶋 本醸造 ぬる燗 昭和40年代風グラス

甘鯛いりだし・・・吟花 純米吟醸 生原酒 2006年  日向燗 ブランデーグラス

柿釜・・・雪花 ひやおろし 日向燗 ワイングラス

ほんもろこ・・・竹生嶋 特別本醸造 辛口 熱燗 銚子

常温熟成 純米大吟醸 鬱金 1996年

お水は海津天神社 水神様の湧き水

吉田さんの創意工夫にはほんまに頭が下がります。
それぞれに美味しかったんですが、特に吟花のブランデーグラスが
竹生嶋 金紋や本醸造原酒も大吟醸などと並んでも決して引けを取らず、それぞれの美味しさを楽しませてくれはりました。やっぱり普通酒の美味しい蔵こそがほんまもんやと思います。

でも鬱金1996年は10年の年輪を感じさせるため息の出る美味しさでした

あの有名な湖里庵にての、こないにも贅沢な会・・・・
ぜひともいろんな人においでいただきたいものです。

よも尽きじ。萬代までの竹の葉の酒。酌めども尽きず飲めども変わらぬ秋の夜の盃。影も傾く入り江に枯れ立つ。足元よろよろと。酔いに臥したる枕乃夢の。覚むるとおもえば泉はそのまま。尽きせぬ宿こそめでたけれ。・・配っていただいた能の謡の歌詞です。  甘美やなあ。