酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

浅茅生さん訪問

小川酒店から歩いてもほん近くに浅茅生を・・・平井商店さんがあります。

で、おけいはんの取材にお供いたしました。

なんか・・・・めちゃすっきりしました。

平井さんがどういうお酒を目指してはるのか?がようわかったからです。

ターゲットは入門の人達。日本酒が低迷している今、少しでもまったくお酒をたしなまれなかった女性や若い人達が日本酒の美味しさを知ってもらえるきっかけになるようなお酒を目指してはりました。

そのためにもできるだけ酸を少なくして、軽くてさらっとして呑みやすい・すいすいのめるお酒・・・で本醸造でこういうお酒を造るのは比較的容易ですが、これを敢えて純米にこだわって造りたい!と熱く語られました。

また平井さんは工事現場監督としてサウジアラビアなどにおられた経験があり(30歳で酒造りの仕事に戻られたそう)、酒造りというのは工事現場に似ているとほんまに思いますわあ・・・やて。なるどほど。7年間能登杜氏の谷地清順さんというとても人格者であった杜氏さんにみっちりお酒造りを教わって、自分の造りたいお酒を醸すことに邁進してきはりました。なので桶買いをしていた頃は1000石も造ってはったそうですが今はそれも断り、180石くらいを丁寧に心込めて醸してはります。

平井さんのお話を聞かせていただいて、その人となりに触れさせていただいて・・・なんか心がすっきりしました。

浅茅生のお酒をこれからは、ちゃんとお客さんにお伝えして売らせていただけますわ。

灯台もと暗し。おけいはんのお蔭で、平井さんとゆ~っくりお話できてまたまた感謝です。