酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

朝市 ぱあと1 お酒の居場所

今日は沢山の発見のある朝市でした。

山田錦 70%精米のかじや村と吟吹雪55%の吟花とそして普通酒 金紋竹生嶋の3種類が今日のお酒。

ダントツ人気はかじや村でした。味にパンチがあるのです。その点おだやかでやさしいのに今いちインパクトに欠けたあとの二つ。でもまず変化が訪れました。燗好きの人にさし上げたいから燗をつけて欲しいとお客様から要望があり、あかんのちゃうやろか・・・と思いながら吟花に燗をつけてみると、おおおおおおっ!ええやん。味が膨らんで魅力が出てまいりました。そしてさらに後半に差し掛かったところで、イヌガオさんが岐阜キュルノンチュエの豚の燻製に青カビチーズなどが入ったはまりそうなお土産を持ってきてくれはりました。するとすると、これが金紋の燗になんとまあよう合うです。

これをクラッカーに乗せてお客さんに食べていただくと、あれまあ皆さんの嬉しそうな美味しそうな顔!よつばさんは、いつもは純米好みやのに、昨日牡蛎の燻製を造ったのでそれに合うお酒を探しに来たからと、金紋をお買い上げくださいました。

どんなお酒にもちゃんと合わせるものや温度によってちゃんと居場所がみつかるのやということを実感しました。ありがとうございました。

とはいえ私の金紋の予想は大きく外れました。ちなみに先月の朝市では喜楽長の普通酒・・ただしむろか生が12本売れていたので、その流れでコスパに優れた金紋もと思い仰山持っていたのですが、うれたのは3本でした。逆にかじや村と吟花は綺麗に売り切れたのでございます。これやからまた面白いのでしょうね~

江戸からおいでのもろみねえさんそして語る∞さん、静岡からおいでのぱんちさんのお客さん・・・を始め沢山の方においでいただき、本当にありがとうございました。