酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

野草料理教室INみどりの村

畑をしているみどりの村の総会でした。

村民の中に野草料理のプロがやはりまして、野草料理教室もありました。

野菜には陰と陽があって、大根や人参なんかは根っこが主に食べる部分になっていますが、陰と陽のちょうど間の首の部分にものすごく栄養がある。それと根菜は地球の中心に向かって伸びるわけで、そのほんまの先っちょも・・・皮もそうなんですが、一番栄養価も高く美味しい。そこを皆が捨てているのは実に勿体ない話。(早速ホウレン草の根元もきれいに洗ってたべている私・・息子に感化されすぎやと笑われつつ)

蓬やカラスノエンドウ、すずめのエンドウ、ハコベは天麩羅に。
野蒜やアマナはさっと湯がいて水につけてあくを抜き、醤油と水同量の液にさらに漬けることで醤油洗いといってさらに灰汁を抜いてお浸しに。

クコの葉っぱは玄米ご飯に混ぜてクコご飯。土筆をふると美しい緑色の胞子・・・それを入れた団子や、蓬入りのどら焼きとか・・・・タンポポの葉は揉んでそして塩をしてまた揉んでさらに揉んでごま油と最後にお醤油。これなら家でもうけそう!!
可愛いまるこめ坊主も・・・元気なちびっ子たち6、7人・・総勢20人くらいの大賑わいの中で、仰山の自然のご馳走メニュー。

さいころから包丁を握らせること、砂糖の甘みではないほんまもんの旨みをちゃんと脳裏に刻ませておくと今の恐ろしい事件は絶対起こりません!と。

このごろ化学肥料を仰山使て育てられたお花は、観賞用であってもその花を眺めているいるだけで起る被害が実証されているそうな。そういう意味では車塚古墳のほん近くにあるみどりの村の周りに生えている、これらの野草の花の美しさはぴかいち。昔から高貴な色とされていた紫ですが、自然の色のかきどおしのような紫色を見ていると頭脳明晰になり、春に多い美しい黄色の花は見ていると心が穏やかになる。

大事なことはさじ加減。野草は、体に良いからと使いすぎてはだめ。あのトリカブトでさえ、ほんのちょっとは漢方的にも効用がある。スギナのお茶もげんのしょうこのお茶も適量・・・が大事大事。

話しっぷりもお見事な先生でした。ちょっと思ったこと。環境や健康が巷でブームの昨今。新しい西洋野菜やハーブもええけど、和のハーブである野草を見直して見ることは大事。安いし(というかただ!)たとえば辻さんのお店とか琵琶湖ホテルさんでもちょこっと取り入れてみはったら・・・・活かさんと、愛宕山の落語やないですが、蓮華タンポポの花盛り・・・・を通り越して、実は只今えらい雑草だらけ・・・このままでは厄介なだけのものになってしまいます・・・・へるぷ!