酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

お仏蘭西

とあるご縁で、お仏蘭西人がお見えになりました。

フランソワーズさん。まさにフランスらしいお名前

ふなぺー(ふなずしペースト)を試食されてお気に入り。アンチョビに似てるそうです。

また天秤搾りや酒林や、木桶・・・・のことを一所懸命お伝えしようとしますが、何せ私はフランス語はまるでだめお。フランス語を習っているはずの息子もにたにた笑うばっかりで99%理解していない様子。なので通訳のYさんに通訳をして貰いましたが、お気の毒にものすごく苦労してはりました。でも、とても興味深げにうなずいておられました。

特にうちの包装紙とラッピング・水引を慶んでくれはりました。和紙とかそろばんも目をきらきら輝かせて見てはりました。で、ご主人に七本鑓のお酒を贈り物にお買い上げ。ありがとうございました。

仏蘭西ではアルコール中毒や飲酒運転のこともあり、ワインをテレビ等で広告することも禁じられ、国酒であるワインを国民が飲まなくなっているそうです。確かにそういう社会的な問題は日本酒にもありますが、ワインにも日本酒にも素晴しい文化があると思うのです。

浪乃音さんの古壷新酒も高浜虚子の字・・・・そんな奥深い文化とともに大事に大事にお酒を売らせていただけることが、今こそ大切やなあ・・・

こんなご縁もありがたいことです。かなりの雨の中でしたが、フランスでは傘をさすという習慣が無いそうで、平気で雨の中お帰りになりました。どうぞお気をつけて。毎日3時間歩いてはるという、笑顔の素敵な自然体のフランソワーズさんでした。ご友人もしかり。