酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

職場体験実習 4日目ちゃんちゃん

今回の実習は漠然とした計画しかしていなかったのに、まるで入念な計画表でもこさえたように充実した日々となりました。

今日は不老泉の藤井君が配達に来てくれはりました。・・・で。当然の事ながら日本酒講座となりました。田植え人でもあり杣人(きこり)でもあり蔵人でもある藤井君、ご自分も愛娘をおもちなので照れながらもいろいろお話してくださいました。天秤搾り・蔵付酵母・無農薬・いもち病・・・などの話に、皆さん大きく頷いてはりました。

で、最後に私が言うた事。いくらええお酒を造っても、こうやって造り手の気持ちや味わいや飲み方や歴史文化やもろもろのものを、自分で感じて自分の言葉でちゃんとお伝えできる藤井君のようなすぐれた営業の人がいてこそ、そのお酒は人々に愛飲されていくんやで。私も藤井君が営業やなかったらここまで(・・・ちゅうても知れてますが)不老泉のお酒を売ってへんだと思います。もちろん不老泉のお酒そのものや績専務のお人柄も大きいですが。

お酒は、もちろんお酒そのものがちゃんと話をしてくれたらええのですけど、口を持たないものですから、それを伝える蔵元・営業さん・酒屋(恥ずかしい限りなり)・消費者さん(特に昨今mこの力は無限大∞)の存在は非常に大きいと思います。

そんなことを藤井君から・・・・いつもの馴染みの配達やのに、3人娘さんのおかげで新鮮に感じたのであります。