酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

アトリエ北国

日曜日、草木染めの教室に行きました。

今回は、美しい青磁の猪口を入れる袋を、江戸のお客さんから注文いただきまして
それに合う色を染めるのが目的。

色見本帳なんぞも見ながら、同系色の黄緑と反対色の紫の2種類を染めることに。

紫を染めるための染材はコチニール。メキシコから輸入しないと手に入らないサボテンにつく虫なんです。がコチニールでしか出ない独特の色味がありまして、高価なのですが先生はここぞという時よくつかわはります。でそれで染めた色がこれ。

黄緑はあちらこちらで見かける、セイタカアワダチソウで染めました・・花粉症の元やとも言われ、あまり好まれない雑草ですが、これは良い染材。今回のようなえぐみのない黄緑を出したい場合は、まだ花が咲いていない蕾を選定すると良いそうです。
やっぱり先生に就いて教えていただくと、引き上げ際のタイミングとか媒染材の量とか、煮出す時間とか、PHとか・・・勉強になります。

自分でもほくほくうれしくなる美しい色に染め上がり、大満足です。
せっかくお酒屋さんさせてもろてるんやさかい、大事の猪口を入れる袋、もっと造っていきたいな・・・・