酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

昨日の続き・・割り水と常温熟成

辻一さんのけったいな会では、ちょうどマック次郎さんは私の真横!らっき~

何なんやろ・・・次郎さんにお燗をつけてもらうと、ほんまに燗マジック!この微妙な温度、按配。これはもって生まれた感性のなせる技や。次郎さんのもってはる錫のちろりがまるで次郎さんの体と心の一部と化しているみたいでした。

先ほどのブレンドも不思議でしたんや。

金紋会津と浪乃音純吟と常きげんの3種類はもう拍手喝さいもん!

で続いての竹鶴と大治郎と竹生島会津の4種類のブレンドは、最初はあれ??やったんです。が少し割り水をしはりましたら、これがまた化けたんです。まろやかになっただけではなく完全に変身しました。これもびっくりしました。

割り水=あかんイメージをもたれる方もやはりますが、この不思議な体験をしてみるといかに適切な上手な割り水によってお酒が美味しくなるか・・・・・に感動しました。

もうひとつ、不老泉の中ぐみ17BYの常温放置・・・・この美味しいこと!さらにすばらしいお燗上がり・・・・これからも生酒は基本的に冷蔵庫で保管しますが、このお方にはぜひ!というお客さん用にあえて常温で置いてあるくお酒がごく一部あっても・・・とくに不老泉に関しては大丈夫や・・・という気持ちになりました。それほどこのお酒、まったくへたることなく甘み旨みが乗ってきていて美味しかったんや・・・

きちんと見極めながら、お酒屋さんも第2の酒造りをしていきたいという思いを持ったすばらしい夜でした。