酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

5周年記念の朝市

晴れ渡る青空の下、朝市が開催されました。

注目の萩乃露!!・・・専務さんもお見えになり、また華やかな・・・またはコアーな・・・またはあったかな面々にお越しいただきまして、感謝の気持ちでいっぱいです。

今回の3種。予想に反することなくいっちゃん長い名前のお酒が売れました。今回朝市に行けないからとお取り置きさせていただいた数名の方の分も、本日売ってしまいました。すんませんでもあと30本あるそうでして ちゃんと抑えましたのでご安心を・・・

直ぐみは一押しということもありまして、ついつい最初に試飲して頂いていたのですが、インパクトが強いので、ほかのお酒のええ部分がつい隠し消されておりました。で、姉御のご意見により厳密な順番が構築されました。

まずは里山の常温。そして直汲みのきりっとひやし・・・ついで 人肌燗 そして芳弥・・・その他のお燗は流れの中でおいおい・・・・という 順番。

これをしてから、ええ感じに里山のよさが現れ始めました。まさに秋上がりにぴったりのおいしさ。端正やけど骨格がしっかりしているので

ただ里山はお燗が難しい・・・40度ちょいの微妙なお燗どころをのがしてしまうと、冷のほうが安心してのめるかも。

戻りますが直汲みはきりっと冷やして拍手中途半端な常温はあかんかったんですわあ。逆に人肌36度くらいのごくごく塗る燗がおどろくべき変貌を遂げました。。

 湖西は比較的軟水。良さもいっぱいあるんやけど、後切れの悪さが気になるところ・・・・ということで、切れの良いお酒!そしてお父ちゃんが管理や温度に神経を使うことなく、いつでもどこでもどんな温度でも安心して飲めるお酒を目指してつくられて6年になる萩乃露 山廃 特別純米 芳弥・・・これは地味やけど

いつやったか福井専務の言葉を思い出しました。我が子とおんなじで、どの子も愛しい可愛いやつですわ。

今回の3種3様。個性的なお酒は、それぞれに可愛い興味深い面々でした。

ありがとうございました。そして今後ともよろしくお願いします。

最後になりましたが、お酒がご縁でしりあったHさん。先日最愛のお母様がお亡くなりになりました。ずっと体調のよくなかったお母さんを、それはそれは心を込めて看病されていた矢先の死でした。いつかはお母さんと一緒に朝市に行きたい!と思ってくれはったそうで、そのやさしい思いはきっと天国に届いてはることと思います。     合掌。