昨日 浄宗寺にて 節談説教というものを聞かせてもらいました。
これは節をつけてまるで浪曲のような・・・・太いこぶしをまわしながらの情感のこもった説法。
厳格な明治時代に邪道やということで廃れつつあったのが、今再び人気が復活してきたそうです。(渡船みたいや)
聴く人が感動に打ち震えて笑い・・そして悲しくて涙を流すお説教。そして聴いたあと 南無阿弥陀仏を唱えたくなるお話。
その節談説教の技術を習得するためにすぐれた師匠に入門して修行するしたり合宿もしはったらしいです。そしてその声を習得するために血の出るような修行もしはったそうです。また師匠の身の回りの世話をしながら、師匠の登高座の前に一席しゃべらせてもらうことを「お前座」というたそうなんです。そしてこれは浪曲や落語の原点になっているんやて。
落語大好きなTさんに今は亡き桂吉朝の落語のCDをかりましたんや。
そしてその中でTさんいちおしのたちきり。
この落語は笑いもしますが泣けてくるんです。・・・・これは、節談説教と重なってしょうがありません。
なんかたちきりを毎日聴いていたところの節談説教やったので、そして聴くほどにその深さに感動していたところやったので、不思議なご縁を感じました。