酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

イヌガオちゃんのお酒の会 玄生

イヌガオちゃんのお酒の会が池田の玄生でありました。
お近くの末田商店さんと小川酒店のコラボレーション。

反省点はお蕎麦に合うということを意識しすぎたきらいがありました。というのは、お蕎麦には合わへんやろけど・・・・是非にと選んだ長い名前のお酒 萩乃露槽場直汲みむろか生 吟醸純米山田錦2008が一番の人気を博しましたんや。ひや良しそしてマック次郎さんのお燗により、お~~~~~~っとこれまたすばらしい燗上がりを見せてくれましたこれはほんまにすぐれもんや。東の燦座さんもあゆもどきさんも絶賛でしたが、これはやっぱり皆の笑いが止まりませんでした。

喜楽長純米吟醸 14度はまずは単独で飲んでいただき、その後料理と合わせてそしてお燗をすると・・・化けました。金目鯛の握りに最高の相性!浪乃音の超辛口は熱燗にすると辛さが際立ち、私は熱燗から温度が下がってきた時や燗冷ましが美味しかったです。

美しい着物姿の面々はお酒を召し上がるときの様子がはんまに素敵。
華やぐうれしいうれしい時間。

そして今宵のもうひとつの目玉は末田商店さん。酒屋同志でお酒のむのこれまた面白いわ。時間が足りませんでした。お若いのにむっちゃお酒に造詣が深いのです。そして、東北の懐の深いお酒そして七号酵母の美味しいお酒に出会いたいと思っていた矢先・・ありました!与右衛門(よえもん)阿波山田錦の七号酵母。しっかりした酸があって常温もぬる燗も、感動の美味しさでした。末田さんいわく、しっかり熟成させたお酒を作ろうとしているお蔵は、結構七号酵母を使ってはるとのこと。滋賀ではあんまり聞かない酵母やったのですが、そやったんやあ。でも難点は滋賀は軟水であること。これが熟成をなしとげるかどうかの際どいところ・・・・・・なるほどなるほど。ここで山廃がやっぱり必要??まだまだ未知の部分が多すぎて・・・でも末田さんと言うてたんです。たくさん儲けることはできひんけど、お酒屋さんてほんまに深い楽しい仕事やなと。

鉄砲隊のお燗も、早飲み用に酸を幾分少なくしてある百楽門の初搾りのお燗も、さすがマック次郎さん。お燗酒おやぢさんがマック次郎さんの師匠やということも初めて知ったのでした。