酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

大津まちなかルネッサンス

朝市つながりのイベント大津まちなかルネッサンス
まちのお宝発見イベント
が今日と明日の二日間行われました。
京都では拝観料を払っていろいろなお寺を見ることができるのに、大津はものすご~くお寺の数はあるのに檀家さんしか入ることができません。ということで大津のお宝や法話をいろんな人に見てもらいましょ聞いてもらいましょということでこのイベントが生まれました。

私は浄宗寺に午前中当番。

もともとお寺とか襖絵とか大好きなので、楽しくスタッフさせてもらいました。法隆寺の朽ちかけた楠からうまれた聖徳太子像。なんとこの美しい色彩は筆ではなく截金(きりかね)という ものすご細密な緊迫細工がなされているのです。この作者江里佐代子さんは昨年なくなられたのですが、史上最年少の人間国宝 截金師 。ほんまにうっとりする袈裟です・・・・

有名な月性さん。お酒が大好きで1日2升飲んではったそうな。左にあるように酔いながら描かはったんや。ほんまに大根はうまいなあ・・・・ほろ酔いで・・・・・てなもんやろか・・・・

長寿寺。しょっちゅう通っているのに、こんな素敵なお寺があったんやあ・・・
本堂に灯りをともしていただくと一挙に黄金の世界。
とくにこの長谷川玉純の絵は、ため息。長寿寺檀家の造り酒屋に玉純が萬居していたころに描かれたそうです。美味しいお酒の酵母の声でも聞いてはったんやろか。リズミカルな筆や
灯台元暗し、近くでこんなすばらしい文化があったんや・・・
とおいでになられた方も皆大喜び。続く・・・