酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

北島酒造 蔵訪問の巻き

朝市のお酒を決めに姉御と北島酒造へ・・・・・専務さんも奥さまもお出迎え頂き感謝。

杜氏さんが南部に変わらはってから、お酒造りにどんどんのめりこんで行かはる北島専務さん・・・なので久しぶりのこの蔵訪問は楽しみでした。

見学させていただいても、「これはめっちゃめちゃ丁寧に作りましたんや。そうしたらどんどん醗酵が進んでいって日本酒度15度までいきましたんや・・・・。」とおっしゃる専務の表情は、ほんまに愛しいわが子を見つめる眼差しでした。また泡なしが増えていく中、今年は敢えて泡ありにしはったそうで、そんなところも・・・・なんかこれからますますええお酒になりそうな予感がします。

小川酒店で毎年好評頂いている直のタンクも覗かせて頂きました。ええ子になってや~

続いて利き酒の時間。びっくりしました。なんと番号が打ってありまして、まずは既成概念を取り払ってのブラインドテイステイング。種明かしの表もちゃんとこしらえておいてくれはりまして、また まだ商品化されていないお酒を並べてくれはりまして・・・・・・その心意気がまた嬉しいです。

姉御と、選んだお酒がほぼ一緒やったのもというかほっまずは注目の渡船。1番2番と19BYは火入れと生。さらに一番最後13番の18BYの火入れ・・・・実は小川酒店では、北島の渡船生は固かったので店頭にはならべず、裏の冷蔵庫に寝かせてありましたんや。なのでどんななっているのか?時々冷蔵庫をのぞいては気にしていましたんや。それがええ感じや!ここのお酒はどちらかというと端麗辛口系ですが、うまみも濃くも控えめながらバランスよくまとまりつつ・・・ええ熟成をしてきました。ええクリーミーさが心地ええわ。小川酒店の北島も、店頭へお引越しや。そして火入れの渡船は後の余韻がなんか魅力的・・・・でもやっぱり生かな?18BYはさらに寝かせた方がよりおいしくなりそう。ということで60%精米の渡船 生19BYに決定!

もう一本は 愛しい超辛口3本!のなかで迷いました。タンク違い。さらに同じ9号でもちょっと違う9号・・それぞれに日本酒度13度11度15度とどれもかなりの辛口。きっとこれは、食中酒としてお料理と合せたときにうまい!と思わせる北島専務の求めるお酒やな。3種はかなり迷いましたが。9番の吟吹雪55%9号酵母日本酒度13度に決定。

さらにもう一本はタンクから汲んできてくれはった北島さんの看板商品一番酒の搾りたて本生原酒。わあ!これはこれだけで旨い!ということで即決定!

サブサブのお酒としては小川酒店に後2本、蔵にもない玉栄55%10号酵母で仕込まれた、これはやわらかい甘みと酸味が魅力の純米吟醸中ぐみ・・・・・のにごり。
これはにごり好きの方のみにこっそりお売りしますね。

ということで実のある時間をありがとうございました。お忙しい中、専務さん 奥さま 姉御・・・ほんまに有難うございました。今度の朝市もばっちりです!