酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

御伽(おとぎ)湯呑

朝市のお客さん秀山陶房さんから、味わいのあるお湯飲みをお誕生日に戴きました。
名前は御伽湯呑というそうです。時の権力者達に対し、昔話や地方の面白い話、そして世間の色々な情報を聞かせて楽しませる御伽衆「おとぎしゅう」という名の集団がいたそうで、夫婦で家族でみんなで楽しく面白く話に花が咲くとき、その傍にこの湯呑がいつもあってその場を和ませて欲しいという願いから名づけられたのやそうです。

持った感じがなんとも手になじんで愛しいお湯のみです。また飲んだときの口当たりものすご柔らかい・・それでいて 切れもよいのです。

山村さんは使い手のことをよう考えて作陶してはります。

原料には男性の強さをあらわすために土味の強いクセのある地元の赤土を 使われ
反対に女性のやさしさをあらわす為に、釉薬には天然のワラ灰を使わはりました。

高台もなんともいえず良いのです。

毎日の暮らしの中で、大事に大事に撫でながら使わせてもらいますね。

今日はこの中にイヌガオちゃんから頂いた韃靼蕎麦茶を入れてよばれました。
幸せなほっこりした時間が流れます。イヌガオちゃん、sousouの袋もありがとう!気の利いた贈り物にはいつも惚れ惚れ。

いろいろな繋がりに感謝感謝。