酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

笑四季のあっ君

笑四季のあっ君がご来店・・・・・・なんと 小川酒店に来られたのはこれが初めてなんやて・・・・!何度もお会いしているので そうとは思われず・・・・

お酒とは違うところで盛り上がったこと。新潟にやはったころ、磁器とガラスを趣味でしてはったそうな。なのでむっちゃその方面もお詳しいです。あっ君が大好きなのはフィンランドとそこの器。へえ~っ・・・人って面白い。こんな一面も持ってはるんやな。

お酒の話もいろいろいろいろしました。禁句もありましたが・・・・・

浅茅生さんの平井さん、特別本醸造にかける意気込みが生半可ではないらしいです。そういうと皆で選ぶ利き酒会でも私は、これに大変おいしいをつけていて、ここが特別本醸造を作ってはることを知らなかったのでびっくりしましたんや。なんか極秘の取って置きの酵母(明利の変化版)を使った平井さんの渾身の作なんやそうです。

すぐに火入れしてしまうお酒は よい熟成をしない。お酒を造る事も大事やけどいかによい熟成をさせるか・・これももっと大事。お燗しておいしいお酒と 冷でおいしいお酒の違い。

技術が優れていくことによって美しくなっていく・・・それが同じ頂点を目指してしまうと 皆似通ったお酒になってしまうという一面も併せ持っている。

いろいろ・・うまく表現できひんけど、ええ時間でした。あっくん違てたらすんません。

いかに古きよき味わいを残しつつ ええお酒を ええ熟成により醸していくのかという事なんやな。
先月に行った 多治見の水月窯も思い出しました。洗練されすぎない際際の美学。
そして恩師が最近翻訳しはった本 「英語で学ぶ生き方レシピ」の一文も。
The order the filder ,the sweeter the tune.
「ヴァイオリン弾きは齢を重ねるほどに、甘い音色を奏でることができます」 

奥が深いわ・・・・・・あっくん若いのに凄いかも・・・・・・笑四季の特醸酒。今面白い反応。普通に美味しいという人が少なく、むっちゃ美味しい!3本取っといて・・・とか、一体どんな人が造ってはるんやろと尋ねはるくらいお気に召されるか、この極上の甘みが ちょっと苦手・・・・と感じはるか両極端。中間がおられません。こういうお酒も珍しいです。でも私は好きの字です。